もともと野犬だったくろすけ
首輪をしたのも生まれて初めてで
我が家に着いてからはハーフチョークにしたのですが
最初は、首輪を何とか噛み切ろうとしたようで
首輪のゆとりの部分に口を入れてしまい
口の中に首輪されてしまった状態となりパニック!
それからはハーフチェーンは当分無理!と判断して
首にピタッとする首輪に変えました。
リードに対しても、ものすごく怯え
家に着いた時にしたリードは
まぁ確かに、ファッションリードで薄っぺたいものではあったけど
物の見事にたった30秒で噛み切られ・・・(泣)
(あぁ・・・トコの使っていたかわいいリードだったのに涙)
3日経って、練習で初めてつけた時も大暴れ。
それでも、家の中でしょっちゅう練習して
怖くないよ〜


短時間つけて、しばらくして外して
何度も何度も、繰り返す。
そして、ハーネスにもチャレンジ!
うちに来た当初、体に少しでも触ろうものなら
ビクーーーーーッッッ!!!!と
漫画で描いたら、3mくらい上に飛び上がっているんじゃないか?!
と思うくらい飛び上がっていたのに
手をそっと触ることも
ハーネスを通すために、手を持ち上げることも
許してくれるようになりました。
そこまで行ったら、首輪とハーネスのダブルリードで
家の中を歩く練習。
ルカがうまくリードしてくれたので
そのままベランダにも出てみたら
結構すんなり行けたので
意を決して、その日の夕方最終に
獣医さんの予約を取りました。
というのは、体が痒くて痒くて
赤くポツポツしているところを、たくさん掻いているし
万が一、それが感染るものだったら
ルカがかわいそうなので
というか、人間にも感染ったら
私以上に、娘が困るので
早く医師に診てもらいたくて(>_<)

その前日の昼間、試しに玄関からポーチに出てみたところ
怖くて腰が引けて歩けず
まるでサザエさんのエンディング曲のラストシーンのように
お家の中に飛び込んで帰って行ったので
おそらく、くろすけ単体では無理だろう、と
ルカに先導をお願いしました。
ルカは、私の話をよーく聞いてくれて
自分の役割をしっかり把握し
後ろを振り返り、くろすけを気にしながら
ゆっくりゆっくり先導。
階段も、少しずつ降りて待っていてくれ
車には先に飛び乗って、悠々と伏せをして待ってくれました。
もうホント!頼りになる

どうしていいか分からなくて、ウロウロ
車の下に潜ってしまいそうになったくろすけを
抱っこして車に乗せ、動物病院へ。
ところが走り出した車から初めて見る風景に
くろすけは目をキラキラ

見てください



冒険が始まった時の、少年のような顔

なんって可愛いの

1週間ちょっと前まで
こんな状態だったんです。

朝も夜も、ここに同じ姿勢。
誰も、顔を見たことがなかったというんです。
現地のボランティアの方で、今回の引き出しでお世話になった方も
飛行機に乗せる準備の時に
「初めて顔を見た」っておっしゃったほど。
それが、こんなにキラキラした表情に変わるなんて(涙)
車から降ろす際、万が一の逃走が怖いと思っていたら
私が病院に着いたタイミングで
これから動物病院行く〜、と連絡をしてあった夫が
バイクで登場!
さすが!バッチリなタイミング!
車内からリードを持っていてもらいながら
車のドアを開け、リードを手渡してもらいました。
北九州のセンターを出る際に
狂犬病と5種ワクチンを接種してあり
フィラリアに関しては弱陽性と結果が出ていたので
病院では、皮膚のみの診察。
見たところ、カビではなく
おそらく栄養状態の悪さ&ストレスで
皮膚が荒れに荒れている、とのこと。
お薬をもらいました。
この薬がとてもよく効いて
たった1日半で、効果が目に見え始めました!
痒がって掻き毟る頻度も減り
現在も、薬は塗っていますが
とても良くなってきています

同時にお願いした検便も
問題なし!
全体で見ると、くろすけのスペックは
「フィラリア弱陽性」を除けばとても元気な
推定3〜4歳の男の子

体重は20kgです。
フィラリアは、昔は死に直結する病でした。
私の1代目のワンコも、捨て犬だったコで
当時はいいお薬もなく
たった2年でフィラリアで亡くなってしまったんです。
でも、現在ではフィラリアは、生活に支障のないもので
例えばフィラリアにかかっていない、陰性のワンコでも
蚊の飛ぶ4月〜12月に(地域によっても違います)
予防のために投薬をしますが
陽性のワンコは、それを1月〜3月も
つまり通年で投薬をするくらいの違いしかありません。
いずれ、陰転するので
陰性になったら蚊のいない季節の投薬はなくても大丈夫

特段、問題のないワンコだと判明したので
くろすけ、正式に里親募集を開始します!!
保護犬に理解があり
生涯に渡ってずっと一緒に最期のその時まで
くろすけを愛して、家族の一員として可愛がってくださる方を
募集いたします。
絶対条件としては
・必ず室内飼育であること
・狂犬病予防接種、ワクチン接種の他、フィラリア陰転を目指して
必ず投薬を続けてくださること
・逃走防止のため、環境チェックをさせて頂けること
・当面の間はダブルリードを基本とすること
・くろすけに寂しい思いをさせないこと
年齢、家族構成などはあまり問いませんが
細かいお願い事は、たくさんあります。
詳しくはお問い合わせください。
保護犬譲渡は、先着順ではありません。
あくまでも、ワンコとご家族とのマッチングであって
そのワンコによって、1番望ましいと思われる環境を
提供してくださる方にお願いするもので
決して優劣をつけるものではございません。
どうぞご理解をお願いいたします。
帰るときは、車の中にルカが待っていてくれたので
自分から車に飛び乗りました

お外を見て、こんな表情です。

君のこれからの人生
必ず楽しいものになるよ!!
そうしてくれるご家族を
時間がかかっても、ちゃんと見つけるからね!
*お問い合わせは「ペットのおうち」よりお願いいたします。
*譲渡は先着順ではなく、もしも相応しい方からのご応募がない場合には
マッチング成功まで募集が続きます。
これはあくまでも様々な条件の相性(マッチング)であって
応募してくださるご家庭を否定するものでは決してありません。
何よりもワンコ達の「安心」「安全」「幸せ」を優先して
里親様の選定を行なっておりますため
ご希望に添えない事もございます事をご理解下さいますようお願い申し上げます。