
歴史が苦手な私が唯一好きな場面は、愛新覚羅溥儀・溥傑の頃。
溥傑と、その妻になった日本人、嵯峨 浩を描いたミュージカルを
娘のKと一緒に観に行ってきました。
主演の浩役には、実は大学が一緒だった沼尾みゆきさん。
歌はもちろんですが、お顔の表情、所作まで全てが美しく可愛らしく
そして当時の日本人女性が持ち合わせていたであろう凛とした立ち居振る舞い、気高さが
彼女自身の持つそれらと非常に良く合わさっていて
本当にずーっと見ていたい・聴いていたいと思う演技でした。
また、溥傑も本物の溥傑のお写真とよく雰囲気が似ていて
お声からも優しさが滲み出ていらしたし
溥儀の妻で満州帝国皇后婉容も
豪華な雰囲気と夫に対しての振り向いて欲しい想いと憎しみが
ものすごく良く出ていて素晴らしかった

昨年亡くなった祖母に溥儀・溥傑の頃の話を聞いたりしたこともあるのですが
やはり「気の毒だった」「かわいそうだったよね」
といった言葉が出て来たのが心に残っている。
歴史的な意味、日中関係に対して当時の溥傑と浩が
どういう思いを抱いていたかをもっとたくさんの人に知ってもらうためにも
こういう舞台はもっとピックアップされるべきだし
箏を長年やってきて、かつては日中韓の民族楽器によるオーケストラ
「オーケストラアジア」にいた私としては
せっかくだから音楽の部分でも
日本と中国の民族楽器をもっと多用して欲しいなぁと願ってしまいます。
コロナがだんだん落ち着いてきて
これからまたこういう公演がどんどん盛んになることを
本当に楽しみにしています!
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