
邦楽の世界には全然貢献していないので
5年以上前からずっと固辞していたのだけど…
この夏、大師範を頂きました。
そうか…もうそういう年齢ってことなんだなぁ〜。
この「歌陽希」というのは「かよき」と読むのですが
私が准師範を頂いた十代の時から、邦楽の世界で使っている芸名です。
当時から私のことを「かよきちゃん」呼んでくださる方もいました。
字は重い感じがしちゃうんですけど
読み方は気に入っているので
よく、ひらがなや英文字にしたりして使っていました。
そう言えば地元・春日部にも「かよき」って呼んでくれる同級生がいたなぁ。
私の出身流派は、好きに活動させてくださる考え方も新しい流派。
でも、この流派でよかったなあと思うのはそれだけではなく
なにしろ筑紫会創始者の筑紫歌都子作品(曲)が良い楽曲ばかりなんです

邦楽界特有のシステムですが
流派というのは主に
その流派を作った方(初代家元)の楽曲のみを継承していくんです。
クラシックで例えると
「バッハ流」はバッハの作品しか弾かないから
モーツァルトは弾けない(技術的にではなく「慣習的に」弾けない)
自分は「ベートーヴェン流」所属なのでベートーヴェンの作品を主に弾く。
っていう感じかなぁ。
もちろん近年はずいぶん変わってきて
自由に弾けるようにもなってきていますが
基本的にはこういう感じです。
ちなみに、いろいろな流派に分かれる前(明治時代以前・江戸時代まで)の
「古典」と呼ばれる楽曲に関しては、どの流派でも演奏します。
ただ、流派によって伝わっているフレーズや弾き方が違うんですよ!
面白いでしょう?
当時は楽譜がないどころか
箏は主に目の見えない方々が教える楽器だったので
そんなことが起こってしまったのかな〜?と想像しています。
私はこれまで、いわゆる邦楽界での活動というよりは
お箏の音なんて聞いたことなかったという方々に
気楽に聞いていただけるような楽曲や演奏スタイルを
もうかれこれ30年程作り続けてきましたが
それはこれからも変わりません

流派を継承したり、伝統を重んじたり
次世代の邦楽界の頂点を極める方の育成をする活動には
ならないかもしれないけれど
日本の楽器もなかなかやるじゃん!
面白いね!
きれいな音だわ〜!
と、邦楽に触れたことのない方々にも思って頂けるような活動をすることが
私のお役目だと思っています。
それが、邦楽を絶やさないことにもつながるって信じています

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