2019年10月21日
保護犬くろすけ18 卒業します!
センターにいた時の姿はまるで想像ができない
穏やかに落ち着いているくろすけ。
里親さんのお家は、私のお家のとても近く。
この1ヶ月、何度も何度も一緒にお散歩したり
里親さんのお家へ伺ったり
私の家に遊びに来て頂いたりしてきました。
まさに、慣らし保育
特に、お散歩でお互いの距離はぐんぐん近づいています。
正直、これだけ時間をかけて
ゆっくりと慣らしながらお引き渡しできることは
ものすごく珍しいパターン。
普通は、決まったら1週間後くらいに
お届けしてそれきり・・・ということが多いのです。
それが、これだけ時間をかけ
しかも、テリトリーもほぼ変えずにいられるなんて
くろすけにとっても(私にとっても)
最高の条件
そして、社会勉強にとドッグランデビュー。
自分より大きなコとも、小さなコとも
フレンドリーにできるくろすけ
えらいぞ〜
車内では、ルカと並んでお外を見ることができるようになりました。
うちに来た頃は、飛び降りちゃうのが怖くて
窓は締め切りでしたが
すっかり落ち着いて
風を切って気持ちよさそうにしている姿を
安心して見ていられるようになりました。
でも、リードは握りしめていますけどね
ドックランの帰り道
楽しかった?と聞いた私に
くろすけは笑顔で振り返ってくれました。
家のベランダから、外を見るふたり。
こうしてルカと並んでいる後ろ姿が
可愛くてたまらない
そしてこれも勉強の一環でカフェデビュー
人間がコーヒーを飲んでいても
ルカを見習って、下でおとなしくしていられたし
おばあちゃまワンコとも
落ち着いておとなしく、接することができていました。
さらに一緒にお買い物できる、ホームセンターへも行ってみました。
最初、カートに乗せるときは
流石に躊躇し、少し怖がっていましたが
いざ乗せて、カートが動き始めると興味津々
キョロキョロ
キョロキョロ(笑)
3ヶ月前まで、あれだけ人間が怖くて怖くて仕方なかったコが
すれ違う人間たちにも、ニコニコしているのが
ほんっとうに心から嬉しかった
美味しいものには目がなくて
私が何か食べていると「ぼくにもください」と
こんなに可愛い瞳で見上げてくれます
1年2ヶ月以上、保健所の狭い檻の隅っこで
うずくまったまま顔を上げなかったコが
本当に、このくろすけなのだろうか・・・?と
信じられない思いです。
よく頑張ったね、くろすけ
うちに来て、全身びしょ濡れで檻から出て来た瞬間は
きっと私に殺されると思ったのでしょう。
お風呂場の隅で全身かたーく小さく縮まって
目をギューっとつぶって震えて、観念するしかないという絶望しきった姿に
胸をグーっと締め付けられ、涙が止まりませんでした。
それなのに、私に対して
決して歯も当てなかった。
怖い思いをたくさん、たくさんしたのに
私のことを信じてくれて、本当にありがとう。
私にとっても、とても大きな大きなものを
残して行ってくれるくろすけ。
これからの私の保護犬活動のためにもなる
大切なことをたくさん教えてくれました。
必ず、幸せになってね。
里親さんとの楽しい時間が
これまでのくろすけの辛かった日々を
どんどん、どんどん塗り替えてくれるでしょう。
こんなに立派に成長してくれて
こんなに可愛いお顔を見せてくれるようになって
本当に私は幸せです。
くろすけ、我が家を卒業します!
posted by 宮西 希 at 22:48| Comment(0)
| 保護犬くろすけ
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