2019年08月04日

保護犬くろすけ7 うちに来るまでのこと


うちに到着した時、くろすけの目は

今まで私が会ったワンコでは見たことがないほど

両目の白目全てが、真っ赤っかでした。


1年2ヶ月、保健所にいて

「大きいから」という理由で

他の犬と一緒ではなく、小さな檻に隔離され

「野犬だから何かあったら危ない」という理由で

誰からも1度も触ってももらえず

たった一人ぼっちでうずくまっていたくろすけ。

IMG_8255.jpg


私が手を挙げたことで

ある日、麻酔をされ、去勢手術を受け

知らないうちに全身の毛が刈られていて(涙)

さらに移動日当日も、鎮静をかけられ

気づいたらクレートの中。

そのまま運ばれた先の飛行機で

とてもとても怖い思いをして

一気に大きなストレスがかかった結果が

真っ赤っかな目なのだそうです。


北九州の動物愛護センターに

2018年5月23日に収容された彼は

「野犬」ということで

一般譲渡の対象から外れ

「殺処分」を待つだけの運命でした。


おかしな話で「持ち込み」された動物は

一般譲渡になるそうなのですが

例えば一般家庭から捨てられ、ウロウロしていたところを捕獲されたコは

「野犬」扱いとなり

少し前までは有無を言わさず5日で処分だったそうです。


たくさんのワンコニャンコを引き出している

くろすけを引き出すのにお世話になったMさんをはじめ

現地のボランティアさんたちが

何年もかけて、センターの方々と話をして

5日での殺処分はしなくなったけれど

キャパオーバーになれば処分、というのは

変わりませんでした。


普通、各自治体では「保健所収容犬・猫」として

HPなどで里親募集をしているのですが

北九州市では、そのような理由で

くろすけは、里親募集もかけられておらず

でも、この保健所を出る手段としては

誰かが「里親になります!」か

「この犬預かります!」という声がかかるのを待つのみで

間に合わずにキャパオーバーになれば

殺処分です。


なので、Mさんがご自身のFacebookに載せることで

たくさんの方々に知ってもらおうとしていらして

でも、そうは言っても

ものすごい数のワンコ、ニャンコ・・・

彼女も自宅に、数十匹のニャンコを連れ帰っています。

それでも、持ち込みが後を絶たない。


持ち込む人は、当然そこで、自分の手に抱いていたコが

殺されるのをわかって持って来るのでしょうから

はっきり言って、鬼です。

極論ですが、いつか自分が

なんらかの理由で、誰かから必要とされない人間になった時

殺処分になっても、文句はないのでしょうかね?


私は、保健所に持ち込んで来る人には

引き受け取る条件として

必ず殺処分に立ち会わせるべきだし

自分の手で、処分機に入れスイッチを押させるべきだと思っています。

こんな残酷なことを、自分の手を汚さずに

他人にだったら簡単に依頼するなんて

卑怯者の極みだと思っています。



話は逸れましたがあせあせ(飛び散る汗)

Mさんがご自身のFacebookに載せている記事を

Mさんの頑張りを見ていらっしゃる他のボランティアさんが

全国の里親サイト「ペットのおうち」に

載せてくれていたのです。


私は、かつてから

「大型犬ミックス」にこだわっていたのですが

保護預りをするにあたっても

引き出される、そして貰い手が見つかる可能性が低い

「大型犬ミックス」を預かろうと決めていました。


娘がやっと幼稚園に通うようになり

少し時間ができ

レコーディングもある程度終わり

保護始めるなら今かな?と思ったタイミングで

「保健所収容」「大型犬」「ミックス」で検索したら

なんとたった、1件のヒット。

それが大積くん=後のくろすけでした。

IMG_8657.jpg

檻の中から出てくるのに、3日しかかからなかったくろすけ。

最近では、うちの中ではだいぶ落ち着いて

ベッドに座ってのんびりゆったりすることも

できるようになってきました。

表情も、若干柔らかくなってきた気がします。


また、少しワンコらしいことを

するようにもなってきました。

IMG_8685 2.jpg

IMG_8686.jpg

硬いかじりものが、とても好きなようです。




*お問い合わせは「ペットのおうち」よりお願いいたします。

*譲渡は先着順ではなく、もしも相応しい方からのご応募がない場合には
マッチング成功まで募集が続きます。
これはあくまでも様々な条件の相性(マッチング)であって
応募してくださるご家庭を否定するものでは決してありません。
何よりもワンコ達の「安心」「安全」「幸せ」を優先して
里親様の選定を行なっておりますため
ご希望に添えない事もございます事をご理解下さいますようお願い申し上げます。


posted by 宮西 希 at 00:08| Comment(0) | 保護犬くろすけ
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