2018年10月23日

福島県南相馬へ


福島県南相馬市、原町高校の

芸術鑑賞会に呼んでいただきました。 


ここに来るまでの経緯は、なんと11年前まで遡ります。

2007年、双葉町の駅のすぐ横にあった

ステーションプラザふたばというホールで

コンサートをさせて頂いたことがスタートになっています。

DSCF0072.jpeg

ちょうどだるま祭りの日の終わりの日で、すごく寒くて。

DSCF0070.jpeg

この11年前の写真に一緒に写っている

湘南音響の糸瀬くんとも、またこうして一緒に

仕事で福島に行けるのですが、すごく嬉しいことです。


その11年前のコンサートには

双葉町だけでなく浪江町・大熊町などからも

たくさんのお客さまがいらして下さって

本当に満員で、コンサートはとても盛り上がりました。

たくさん持っていったCDも、残らず全部買って頂いてしまって

私にとっても、とても心に残るコンサートでした。


そのコンサートにご来場くださっていた中に

高校の先生がいらっしゃいました。

のちに、先生の勤務先である新地高校に呼んで頂いて

コンサートをしました。


2011年震災があった時、新地高校にも心配になって直接電話をし

双葉町は、町ごと私の実家近くに町ごと避難してきていたので

直接伺って、担当だった方々と再会を果たしました。

そして、避難場所だった埼玉県騎西高校跡の校舎で

お見舞いコンサートをしたり

新地高校にも伺って、コンサートを行いました。


その時の様子「新地町新地高校」


新地高校では、数年前の私のコンサートを聞いてくれた3月卒業の生徒さんが

あの自動車教習所での津波で亡くなっていました。


そんな関係を築いてきた先生が

今回、現在の勤務地である原町高校の芸術鑑賞会に

私を呼んで下さったのです。


原町は、私が震災後にずっと自分の車に楽器を積んで

岩手からずっと各避難所を回っていた時

1番印象に残った避難所

南相馬市原町第二中学校があるところ。


「南相馬市原町第二中学校」

「今回感じたこと・8(原町第二中学校)


自主避難地域だったため人がとても少なく

マクドナルドでさえやっていなかった原町では

他に第一小学校、石神第一小学校などにも伺いました。 


「南相馬市原町第一小学校」

「南相馬市石神第一小学校」


南相馬の震災後の避難所では

「全国の方々にたくさんたくさん支援して頂いて

本当にありがたいし申し訳ない。

あなただって、自分でお金使って来てくれて

演奏もタダでしてくれてるでしょ?

今に必ず元気になったら、お金払って見に行くから!」

と言われました。


「いえいえ、音楽は心の栄養だから!

体だけでなく心にも栄養がないと、やっぱり人間はダメみたい。

だから音楽をやっている身としては

必要として頂けるならまた来ます!」

と言った私に

「お金ちゃんと払って見せてもらえるくらいになったら

この町や人が元気になれたということだから!

それが、望みなの。

だから数年後、またここでコンサートやってね」

と言われたことが、とても印象に残っています。


今回、学校からちゃんとお仕事としてコンサートの依頼があった時

あの頃より、町や人が元気になっていることを実感できて

本当に嬉しく思いました。


あの頃、避難所で、たくさんの小学生たちと会って

彼らのリクエストに答えて、箏でアニメソングやゲーム音楽

流行りのJ-POPをたくさん弾いていました。

その子たちも、数えてみたらちょうど高校生くらいだろうなと思います。


明日のコンサートは、みんなが元気になってきたことを喜びながら

でもその裏で、たくさん色々な思いをされながら頑張ってきたことを労いながら

明るい、そして少しホッとできる時間にできればいいなと思っています。





posted by 宮西 希 at 11:09| Comment(0) | コンサート
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