2018年05月29日
「発達とは鈍感になること」という話(高齢者の運転免許に思う)
高齢者の運転による事故が後を絶たないのは
個々の問題であるように見えて、実は社会全体の問題だと思うのだけど
どうして、高齢の方々には遠慮しがちなのだろう?
だって、どんなに健康で頭もしっかり冴えていても
18歳未満は、絶対に運転免許は渡さないでしょ?
高齢者だって同じ。
どんなに健康で、頭もしっかり冴えていたとしても
ある年齢(ひっくり返して81歳とか?笑)超えたら
運転免許は渡さなければいいのに。
18歳って
「もうすでに大人のつもり」の若者が
少しは冷静に、自分を客観視できるようになる年齢だと思う。
反対に
「いつまでも若いつもり」の高齢者が
冷静に、自分を客観視できなくなるから
「行けると思った」なんて
言い出すんだ。
きっとね、もう少し若い頃は
「もうすぐ赤だ!」とか認識する反応も早かっただろうから
もしかしたら行けたのかもしれないし
無理だ!と判断できて止まっていたのかもしれない。
今回の事故は、それを90歳まで続けちゃってた結果なんじゃないかなぁ。
日本は少し
年をとること、いろいろなことができなくなることが
マイナスの印象過ぎるんだと思う。
もっと、年を重ねることが良い印象で
「運転免許、卒業〜!イェーイ!」って言える社会になると良いよね。
この間、とある大学で受けた講義で聞いた話だけど
「発達」って、実は「鈍感になっていくこと」なんだって!
生まれたての赤ちゃんは、敏感すぎて
例えば少しの物音にも、ビクッ!!!と驚いてしまう。
これが、少しずつ「鈍感」になることが
「発達」というんだそうです。
発達=鈍感になっていかないと、生活しづらいわけです。
発達障害とは、鈍感にならない、敏感すぎるままの状態であることが多く
だから少しの物音や光でパニックになったりしちゃうそうです。
究極の話をすれば
年をとるということは、鈍感を極めていくということ!
それが「発達」なのです!
だから、年をとるってすごいんだぞ!
発達の極みなんだぞ!
そういう風に、堂々と鈍感になっていけるといいね!
そして、感覚が鈍ってきたら
発達しきった証拠なのだから
堂々とできないことは「できない」って
威張って言っていいと思うんだ。
それが、人間の発達の極みなのだから。
そして、発達しきった方々はすごいことなのだから
社会全体でリスペクトし
出かけたい時くらい、無料でタクシーで動けるよう
そういうところに税金使ってくださいよ。
国民の感覚に「鈍感過ぎ」の国会議員さんは
つまり、年齢に関係なく、早々と発達し終えた方々なのだから
サクッとご隠居されて、遊んで暮らしてはいかがかしら?
posted by 宮西 希 at 23:36| Comment(0)
| 希の考察
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