2018年02月24日

シンメルがやってきた!


子どもの頃、あなたには箏があるでしょう?と

なかなか買ってもらえなかったピアノ。

小学校4年生の時、近所の方が海外に転勤するので

置いていくというピアノを、両親に安く買ってもらった。


もうすでに、小学校3年生で

学校の音楽会のクラス伴奏をしていたので

本気でピアノを習いたかった。

というのも、私は楽譜を読まずに

音だけ聞いて、自分でピアノの伴奏を作って

クラスのみんなが歌う歌を、伴奏していた。

今思えば、担任の先生は、よく私に伴奏を任せたなぁと思う。

ピアノを習っている子は、たくさんいたのに。


最初は、ピアノを習っている子が教室のオルガンで弾くピアノ曲を

耳で覚え、真似して弾いていた。

そのうち、耳で覚えている流行りの曲や合唱曲を

自分勝手に弾くようになっていった。

何しろ自己流で弾いていたから

もっと弾きたい音があるのに、手にはその技術がなくて

だから私が「ピアノ習いたい!」というのは本気だった。


最初についた先生は、いわゆるピアノの先生。

楽譜を読むのが面倒で

先生が1度見本で弾いたのを耳で覚え、さらに勝手に伴奏をつけてしまい

つまり、教本通りに弾かない私を

怒るどころか

「自分の手にはおえない。作曲専門の先生につけるべきだ」

と、母親に言ってくださったらしい。


2番目についた先生は、作曲家の先生。

当然、クラシックピアノの基礎は教えてもらえるし

私が作った曲を持っていくと

音楽理論を含めて、ちゃんと見てくれる。

さらには発表会で、1曲はちゃんとピアノ曲を弾くけれど

もう1曲流行りの曲などを、私のアレンジで妹と連弾、など

私の作曲力を伸ばすべく、たくさんのことを教えてくださった。


その頃弾いていたピアノは

日本で多く出回っているピアノ。

他のに比べると、うちのピアノはだいぶ鍵盤が重い。

だからなのか、箏をずーっとサボっていても

ピアノを弾くことで、指の筋力?がキープできていたようで

箏も苦労しないですぐに弾けていた。


その頃、とても欲しいピアノがあった。

祖母の家にあった、象牙の鍵盤を持つピアノ。

はっきり言ってチューニングがめちゃくちゃだったけど

音がクリアなのに柔らかさがあって、伸びもあって好きだった。

私が音楽家を目指す、と言い出した頃

祖母が「本当に音楽家になったら、このピアノをあげるよ」

と言ってくれたが

いろいろなことがあって、それは叶わなかった。


実家に住まなくなってから

夜中に音を出したいこともあり

もっぱらキーボードになった。

それでも、普通のキーボードよりかなり値段が張る

ピアノタッチの鍵盤を、こだわって使い続けた。


ここ数年

「もう1度きちんと、クラシックピアノの教本を基礎からおさらいしたい」

と思っていた。

去年行ったドイツの親友のおうちで弾いたピアノが

とてもとてもまろやかな、良い音を出していて

それがシンメルだった。

ピアノと言えば、スタインウェイが1番と言われているけれど

初めて弾いたシンメルに、すごく惹かれ

日本に帰国してから、ずっと探していた。


輸入ピアノは、インテリアとして飾るために買う方もいる。

私は、そうではない、きちんと音楽が奏でられる

メンテナンスをきちんとしてある、状態の良いピアノを探していたけれど

納得のいくピアノを探せる自信もなく

ドイツで買って、日本に送ることも一瞬考えた。


たまたま、今の事務所のそばに

輸入ピアノを扱っているお店があって

ミーティングに行った際、たまたま時間が30分できたので

ちら〜っと覗きに行った。


ら。

いたのだ。


3回通った。

1度目に弾いた時は、音が固い印象だった。

もちろん、日本についてまだそれほど経っていなかったので

空気に馴染んでいないのもあったけれど

ピアノ自身も緊張していたのと

私に対しての警戒心があったように思う。

2度目に行った時、ピアノも少し、私に心を許してくれはじめ

前より歌い出した。

3度目は、1度目とはまるで違い

生き生きとしていた。


今日、私のおうちにトラックでやってきたシンメル。

トラック移動で、ずいぶん状態は良くないかと思いきや

まぁ〜〜〜鳴る!鳴る!

マンションなので、壁がコンクリートということもあるけれど

本当にものすごくワンワン歌うし

それでいて音色はとてもまろやか!


私もやっと、やっと手に入れた自分のピアノが嬉しくて

本当はやらなきゃいけないことがいろいろあるのに

1日中、ずっとピアノを弾いていた。


そして、夜になると

シンメルの特徴であるランプが

ますます良い雰囲気を醸し出す!

うちは基本的に間接照明なので

このシンメルのランプは、とっても良い感じになる。


IMG_1311 (1).jpg

本当はお祝いに飲みたかったけど

それは明日におあずけ。

眺めているだけで、ワイン1本

軽く空けちゃいそう。

でもきっと、飲んじゃったら朝まで弾くだろう。


あまりに興奮し、このところ10時には娘と寝ているのに

こんな時間に、ブログを書いている(笑)




posted by 宮西 希 at 02:28| Comment(0) | プライベート
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