いつもお弟子さんのレッスンには
ルカとDaughter-Kを連れて行っています。
ルカはレッスン中はすっかり寝入ってしまい
おとなしいし邪魔にはならないのですが
Kはともすれば、抱っこをせがみ
用意したおもちゃよりお弟子さんの方が気になって仕方なく
よって、ほとんど抱っこし続けているのですが
音楽を聴いているのは確か、かな〜?と思っていました。
今日、砧地(きぬたじ)と呼ばれるリズムを練習中
Kは私の左隣に、私と同じようにお箏に向かって座っていたのですが
私の弾くリズムと一緒になって、両手で絃をひっぱたいていました(笑)
(柱の左側を垂直に叩くので、音は全然出ていない

「砧」というのは昔、日本や朝鮮などで行われていた
石の上に布を広げ、それをトントントントン叩く
洗濯の方法で
その規則正しく打ち響く音を、箏で表現した
単純に繰り返すリズムのことを「砧地」というんです。
だから、基本のリズムとしたらとっても単純で簡単なので
kにしてみればもってこいの遊び。
両手を額まで振りかざし、バンバン絃をひっぱたいていました。
こうやって音楽を覚えていけるのって
1番いいカタチですね〜

私も、母親のお弟子さんの音を聞いて育ちました。
音楽は、仕事にしようとすると本っ当〜〜〜に大変だから
仕事にはしないで欲しいけど
自然に覚えられて身につく環境はとても贅沢なことだし
弾いていて(叩いていて)楽しいならそれが1番

お弟子さんにはご迷惑にならない程度に
一緒に聞いて、覚えていって欲しいと思います。