浪江町での様子。
昔、双葉町でのコンサートで
浪江町の方々は私のCDをたくさんたくさん買って下さったんです。
その私のCDもたくさん、津波に流されてしまっているでしょう。
そんなこともあり双葉・浪江は私には特別な思いがあります。
この日、波江出身のシンガーソングライター
門馬よし彦さんに案内していただきました。
彼の「ここがオレの部屋だったとこ〜」と指差す写真
手前右側にタイルが残っているのが玄関だな〜と分かります。
ここに、暮らしがあったんだということを
実感させます。
彼は知り合いの近所のお家にも
かならず手を合わせタバコを手向けていました。
一緒に住んでいた友達や知人を失くしたら
だれでもそういう気持ちになるでしょうが
そういう思いをしている人がものすごく大勢いて
しかもまだ帰れない・見通しが立たないという気持ちまで
本当に想像して、わたしたちは日々忘れないで
暮らしていかないとな…とおもいます。
波江は、まだ帰っては行けない地域になっていますが
線量はちっとも高くない。
むしろ、こうやってきちんと測っていない首都圏や
その他の地域の方がどうなんだろう?
除染した土が入った、大きな大きな黒い袋が
たくさんたくさん積まれている町並みを見ながら
そうおもいました。
「仮置き場」だそうですが
「仮」設住宅もですが
いつまで「仮」なんでしょうね。
もう4年、経っています。
家から20歩で海。
「ここで毎朝、海を見ながら歯磨きしてたんだよね」って。
100歳のお祝い。この方、どうしただろう・・・。
あの年も、最初に復活したのは草花たち。
2015年04月11日
浪江町の今の様子
posted by 宮西 希 at 16:25| Comment(0)
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