2008年04月24日

免疫介在性溶血性貧血(5)埼玉南部夜間救急動物病院

免疫介在性溶血性貧血(4)のつづき


待合い室で検査結果をしばらく待っている間

トコは早く帰りたそうでした。

何度も入り口の方へ向かって歩き出しそうな仕草をして

「まだよ」と座ったままの私を見上げて

「フン・・・」と鼻でため息をつきます。


しばらくすると、トコの検査結果かな?というデータを

高尾先生が見ていました。

すると、呼ばれたと思われるもう少しベテランな感じの先生も

奥の部屋から出て来て、全部で4人の先生がデータを見ながら

なにやら話をしていました。

その中の1人の先生が、チラッと私たちの方を見たので

それがトコのデータなんだと、その時確信しました。

こんな真夜中に、先生が4人もいるなんて、なんてすごい病院!

本当に頼もしいと感じたし、こういう動物の医療システムが

日本にもあるということが、とても素晴らしいと心底思いました。

4人の先生で協議しているということは

何かあるのかもしれない...とも思いました。


その後、告知をされたのです。



何か大変なことが起こっている・・・というのは分かりました。

でも、何がどうなってどう大変なのか、すぐには理解できません。


「まだ最終結果は出ていないけれど、おそらく赤血球が破壊されている。

まだ、全部の検査は終わっていないけれど」


高尾先生は、細かく区切りながら話をしてくれました。

私の不安を最小限に抑えようとしてくれているのがよく分かりました。


だけど、「赤血球が破壊」って・・・!

分からないし想像もできないんだけど、

その言葉だけでもすっごく怖いと感じました。


「すぐに治療を始めることを勧めます」と言われました。それと同時に

「でも、ここは夜間救急病院ということもあって

ものすごいお金がかかることなので

判断は飼い主さんに任せることにはなります」と…。

「今、どれだけかかるか、すぐ計算しますね」

看護士さんに、コレとコレと・・とお願いしていました。


前に、邦楽のセンパイが都内の救急病院に猫を連れて行って

数万円かかった話を聞いていたので、そのくらいの覚悟をしていました。


それから私の父が、父の口座から引き落とされるカードを

私が初めて1人で海外に行く時に、私名義で作ってくれてあり

「今からトコを救急病院に連れて行く」と

夜中なのに起こしちゃって言ったときに

母が、あのカードを使いなさいと言ってくれていました。


20歳の時に作ってくれたそのカード。

極寒、1月のスウェーデンに行った時

「現地の寒さに耐えられるコートは現地で買うのが1番だ」と

向こうで買う約束をして使ったのが1回目。

父から頼まれた買い物を支払ったのが2回目。

それしか使ってませんでした。

使おうと思えばいくらでも使えたんだけど

使うだけ使い込んで取り上げられちゃわなくてよかった〜、と思いました。


実際、その直後に出て来た見積額は、私の予想以上、

私のいた都内のマンションの約1ヶ月分の家賃でした。


高尾先生は、少し遠慮気味にそれを私に見せて

「どうしますか・・・?でもこの症状は、

僕は本当にすぐにでも治療を始めた方がいいと思います。

僕の犬だったら、絶対やります」とおっしゃいました。

きっと父は「ん〜なもんっ!!気にするな!すぐやりなさいっ!!」って

言うだろうなぁと、ふと声が聞こえたような気がしました。

私ももちろん、自分でも躊躇なく出すつもりだったので

すぐに治療開始するようにお願いしました。


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トコは欲しいものがあると、こうやっておわんを持ってきます

(元気な時の写真です)

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なかなかあげないとこうなります。「まちくたびれちゃった〜」

(元気な時の写真です)




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posted by 宮西 希 at 14:32| Comment(0) | ペット・免疫介在性溶血性貧血
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