2021年12月29日
保護犬みつその5・トライアル開始
みつ(元チャマちゃん)里親さん宅へ。
本当のおうちへ向かう道すがら
前を見つめる眼差しがとても凛としていました。
里親さんご家族は、センターにいるみつを選んで引き出す決意をして下さった
とても優しい素敵な方々。
まだリードがつけられた段階で、人慣れはしていないし
外を優雅に歩ける状態ではないので、最初はご苦労なさると思いますが
これまでいたワンコも同じく保護犬で
全く人慣れしていないところからのスタートだったそうなので
安心してお任せ致します!
たった3週間しか我が家にいなかったのに
私が帰る時、ケージの中から飛んで出てきて
ゲートまで私を追いかけてきてくれました。
お別れはいつも切ないですが、幸せになってくれることだけが私の願いです。
みつ、ご家族を信じて、心を預けてみて…
1ヶ月後、少しでも明るい笑顔がみれますように…
#元野犬
#保護犬
#保護犬を家族に
#元野犬でも家族になれます
#里親さんありがとう
posted by 宮西 希 at 19:52| Comment(0)
| 保護犬チャマ→みつ
2021年12月27日
保護犬みつその4・避妊手術
我が家でお預かりしている保護犬のみつ
1週間前に無事に避妊手術を終え、今日抜糸を済ませました。
術後は少しかわいそうですが
お世話になっている葉山どうぶつ病院は
動物の痛みに関して、できるだけのケアをするという方針で
診察もとても丁寧なので安心できます。
前に、徳島県にレスキューに行った際ビックリしたのは
渡されたワンコに対して「昨日避妊手術しました」と言われたこと。
えぇ?!昨日ですか?!
絶対にお腹だって痛いし、まだ身体が本調子じゃないのに
これから車で10時間揺られて連れて行くの?!
お腹を切ったことのある私は、その痛みが想像できるので
本当にかわいそうでかわいそうで(涙)
なるべく揺れないよう、車が跳ねないよう
気をつけて帰ってきたことがあります。
みつは、退院してきた日には
そっと静かにケージの中で寝かせました。
2日くらい、おとなしかったのですが
術後4日目くらいからは、もう普通に早足で歩きまわり
ジャンプしたりもしていましたので
もう痛みもないのだろうと思います。
このピンクの術後着、なかなか優秀で
着たままトイレもできちゃうんです。
ちょっと大きさがブカブカで、最初うまく行かなかったのですが
みつの体にフィットするように
ゴムで留めたりしてみたところ
トイレをしても、洋服は濡れません!
これはなかなか優れもの
まぁ最近のエリザベスカラーは透明なので
目の前の圧迫感が少ないようで
昔よりはワンコ達も、ふさぎ込まないし不自由そうではないけれど
うちのように、他にもわんこがいる場合は
エリザベスカラーより、術後着の方が良いかもしれません。
さあ!
みつはもうすぐ、里親さん宅に出発です!
ほかの保護犬に比べて、ほんの少ししか我が家に滞在しませんでしたが
「このコを出したい!」とセンターにいるわんこ達の中から
みつを選んでくださったご家族です。
野犬は初めてとのことで、ほんのちょっとだけお手伝いしましたが
保護犬を迎えるのは2回目のご家庭。
しかも、将来的に預かりさん活動も視野に入れて下さっているくらいのお家です。
みつにさらに人馴れさせたり、人間との関わり方を教えたりは
お任せできる方々ですので
あっという間に我が家を卒業します!!
posted by 宮西 希 at 15:00| Comment(0)
| 保護犬チャマ→みつ
2021年12月25日
クリスマス&ジュジュ幸せ報告&保護犬みつその3
お料理を撮っているかのようなこの写真
向こうからルカが見ているのわかります?
毎年我が家は、24日と25日の2回クリスマスディナー。
毎年手抜きが上手くなる私
手抜き料理も、キャンドルの灯りのおかげで
抜群に雰囲気が良くなる。
先日、私の写真を撮って下さっている
ないとうさんとかおるさんから
空気を浄化するというソイキャンドルを頂き
それも使ってとっても良いムード
預かり保護しているみつちゃんは
避妊手術も無事に終えて
あとは抜糸をすれば里親さんのおうちに出発です!
いつもしーちゃんの居場所(私のデクスの足元)とバッティングして
お互いに相手が先にいるとウロウロ困っていたのだけど
今日はついに、一緒に座った!
かわいい〜
そして、卒業わんこのジュジュさんのご家族からも
クリスマスディナーを食べている写真が届きました!
保護犬があったかいクリスマスが過ごせているのは
里親さんのおかげです。
今年救い出せたワンコはみんなお家が見つかったけれど
まだ今日も冷たいコンクリートの上に
怖くて寒くて震えているコたちがたくさんいる。
どうか年末年始に
ペットと暮らし始めることを考えているのなら
センターから引き出して家族にしてください。
#クリスマスディナー
#里親さんありがとう
#保護犬
#保護犬を家族に
#元野犬
posted by 宮西 希 at 23:52| Comment(0)
| 保護犬チャマ→みつ
2021年12月22日
保護犬チャマ→みつその2・野犬にリードをつけるトレーニング
センターでチャマちゃんと呼ばれていたこのコは
すでに里親さんが挙手して下さった状態で
引き出し・預かりをしています。
里親さんが、みつという新しいお名前を考えて下さいました。
みつも、これまでの保護犬と同様
完全に、元野犬です。
うちに到着した時は、怖さのあまり私へもお口が出ました。
でもこれは、人間でいうと
「襲われて殺される!」と思った瞬間や
とても怖いことがあり「いや!やめて!」と思ったときに
手で相手を振り払う行動と同じです。
それでもみつは、数日経つにつれ
ルカやしーちゃんとお話しできるようになり
私たち家族のことも「怖いことする人たちじゃないんだな」
と、だんだんわかってきて
(それはルカが一生懸命に言い聞かせてくれている)
私も少しずつ、小さなトレーニングを始めていました。
今回の里親さんは、保護犬と暮らすのは2度目。
そして、今後預かりさんになることも検討して下さっているので
こちらでは最低限のことだけお手伝いさせて頂いて
いつものように完全にペット化する前に
お渡しするつもりです。
だから、本当に最初の首輪・リードのトレーニングのみ!
首輪はセンターを出る際につけて頂いているので
まずはリードをつけること。
最初はみんな、リードを怖がり
リードに噛み付きます。
薄い、平べったいリードは、すぐに噛み切るので
登山用にも使うロープで作られたリードを使用。
リードが怖いものじゃない、と知ってもらうために
私はリードは最初からつけないで
数日間、ケージの中に、無造作に入れておきます。
そのうちそれを、首輪につけると
それでもやはり、とても抵抗し大暴れになります。
なので、つける直前、ルカにご登場願って
保護犬の目の前で、ルカにリードをつけ
一緒にあっちこっち歩き回る姿を見せます。
そしてそのリードを、ルカから外して保護犬に付け直します。
それでも最初は、リードが怖くて抵抗します。
ケージの中だと、暴れると怪我もするし
リードで嫌な思いをなるべくさせないため
抵抗して暴れている時は
リードから手を離し、絶対に引っ張らないようにします。
そのうち、リードが首輪についていても
自由が効くんだ、と覚えてくれると
リードに対して抵抗がなくなるので
それから初めて「手をつなぐ」つまり、リードの端っこを持ちます。
何日もかけ、何回も繰り返し
お部屋の中でリードをつけて歩く練習をします。
リードにすっかり慣れてから、外に連れ出します。
その間、平均してだいたい2〜3週間かかるかなぁ。
でも、みつはとても早かったです!
その前にいたジュジュもすごく早かったのですが
感覚として、女子の方が環境の変化への対応力が上だなぁと感じています。
これは、人間も一緒ね(笑)
そして首輪は、何度もたくさん触り、最終的には取ったり外したりが
わんこも問題なくできるようにするトレーニング。
当然のことながら、これらは絶対に!!
家の中、締め切った室内で行います。
私は、ケージの中に自分が入って行います。
首輪がない状態で、外にでも出てしまったら
取り返しのつかないことになりますから…(怖)
動物病院に行った際、他のワンコとも接しましたが
問題は全くなく
最初からこんなにフレンドリーに対応していました。
みつがうちにいるのは短い期間ですが
少しでも人に慣れ
世の中が楽しいところだってわかってもらえるように
なるといいなぁと思っています。
posted by 宮西 希 at 04:20| Comment(0)
| 保護犬チャマ→みつ
2021年12月21日
皆様からの寄附金
2021年も終わろうとしています。
この数年、ずっと心に引っかかっていることがありました。
2011年3月、東日本大震災が発生したあと
まだ着の身着のままで避難している方が大勢いらっしゃる避難所に
ことじろうを連れて、音楽を届けに行きました。
その私の活動を見て下さっていた、私の音楽を聞いてくださる方々から
直接被災地に行っての支援ができないけれど
被災地に音楽を届けに行くことの支援をしたい
というお声が上がり
私の活動費(交通費や宿泊費)のためのお金を寄付して頂く
Music for You プロジェクトが発足しました。
毎月のように、たくさんの方々から寄付金を入金していただき
私はそのお金のおかげで、何度もなんども被災地に足を運び
音楽を届けることができました。
避難所が、仮設住宅になってからもそれは続きました。
時が経つに連れて
被災した方々が1つの場所に集まっているという生活ではなくなり
個々の家庭や個人の、生活の差というものも現れ
「被災した方に向けて1度に音楽を届ける」という活動は
お役目を終えた、と感じた時期がありました。
その時に残ったままになっていたお金は
Music for Youの銀行口座で大切に保管していました。
この度、震災から10年経過した今年も終わるということで
全て寄付させていただくことにしました。
皆様から頂いた寄付金に、ほんの少し利子がついて
全部で53,671円。
東日本大震災のために集まったお金ですので
何かそれに関係した寄付先がないかと探していたのですが
あしなが育英会の中の
「東日本大震災遺児の支援事業」に充てて頂こうと考え
先日、全額寄付をさせて頂きました。
当時、皆様のお気持ち・お力で、被災地での演奏が続けられたことに
今でも心から感謝しております。
あらためまして、本当に、どうもありがとうございました。
10年という時間が過ぎても
あの震災で傷ついた心を抱えたままの方が大勢いらっしゃいます。
音楽には、そういう方々に寄り添える力があると
私はずっと、信じていますし
そのようなたくさんの方々のお心が
時間や周りの方々のあたたかさ、そして音楽の力で
少しでも穏やかに修復されていることを祈っております。
posted by 宮西 希 at 11:09| Comment(0)
| 東日本大震災Music for You