
今朝ラジオから「スペイン」が流れ
「朝からおぉ〜!」とテンション上がったところで
Chick Coreaの訃報を知った。
ご自身の残り時間を知ってFacebookにコメントを残したと聞いて探した。
自分でなんとなく訳したりGoogle先生にお願いしたものよりも
AFPBB Newsが訳したものが一番良いのでそれを載せるけれど
本当に心にグッと来た。
今、世界中でコロナで動けなくなっているミュージシャンはすごく多い。
そんな中で
「もう無理かな…潮時かな、続けられない、キツイ…」
そう感じながら
エンタテイメント界の人間って、それぞれ自分のイメージもあるし
みんなに夢や元気を与えたいと思っている人が多いので
そんな弱音を吐けないままの人が非常に多いとおもう。
それをよく分かっていて
思いやりをもってこのメッセージを残したのではないかと感じて
本当に心に刺さった。
もちろんコロナのことを抜きにした
様々な場面でも通用するメッセージであって
音楽を続けていく上でたくさんの困難に直面するであろう
世界中のミュージシャン全員に送ってくれた気がする。
音楽って、強くないと続けていかれない。
40年以上舞台に立ちそう思っている。
でもその強さは、自分の心や思いの強さだけでは成り立たず
誰かを喜ばせたい!聴いてもらいたい、楽しんでもらいたい!
という思い
そしてその結果があるからキープできているもの。
私は今、ある方からお誘い頂いてゆっくりだけど1曲作っている。
この一年、あれほど曲も書けなくなっていたのに
その方のために「書きたい!」と思ったら
スラスラメロディーがやってきて、あっという間に書けた。
やっぱり音楽って、そういうもの。
自分が好きでやっているものを
誰かのためにというのはおこがましいという思いがあったけれど
これはやっぱり間違いなくそうなんだってうっすら感じていたところに
このChick Coreaからのメッセージ。
私は小さなミュージシャンだけれど
音楽を人生の同伴者に選んだ者としてこのメッセージを
大きな感銘と感謝をもって受け止めたつもり。
そう、私自身が単に楽しむためにも!
R.I.P. Chick Corea
「私と旅を共にし、音楽の火を明るくともし続けることに協力してくれた
すべての人に感謝したい。
私の願いは、演奏や制作、パフォーマンスなどをしたいという
気持ちがある人にはそれをしてほしいということ。
自分のためでなくとも、ほかの人々のために。
世界にはもっとアーティストが必要だというだけでなく
単に本当に楽しいものなのだから」