2020年08月27日
保護犬フクちゃん・その11「保護したふくちゃんのその後」
1ヶ月半にわたった逃走で
ふくちゃんはどれだけ野犬化してしまったかと
少し心配していましたが
全然!
きっとお外での生活で自信もついたのでしょうか
むしろこの2週間で、うちを卒業する前よりも
私たちに対してフレンドリーになって来ているし
怖くて怖くて、動きもチャカチャカしていたのが
だいぶ落ち着いてきました。
そして、一昨日は生まれて初めて「お手」ができました!
里親さんのやり方で色々教わった方が良いと思い
お座りしか教えていなかったのですが
もう、先に進もう!
と教え始めました。
また、父のこともあり実家にも行かねばならず
一緒に連れていっているのですが
実家でもすっかり落ち着いています。
卒業前から母の手からもおやつを食べてはいたのですが
それが寄ってくるまでのスピードが速くなり
ずいぶん人間にも居場所にも安心している様子です。
大きいからか?怖がって逃げていた夫にも
急に、大丈夫になってきました。
お風呂上がりに拭いてもらっても
リラックスできるようになってきました。
ルカとお留守番させたら、部屋で走り回って運動会をしたらしく
そろそろ大丈夫だろう、とハウスでお留守番させましたが
(ルカは初めて入れたハウスで大暴れして破壊した)
(クロスケは初めて入れたハウスで大暴れしたけど
ルカよりは小さかったので破壊までは至らなかった)
落ち着いていて大人しく良い子に待っていてくれるようになりました。
そして今日は、一人っきりでお留守番時
たまたまその前にうんぴーが出ていなかったので
勇気を出して、ハウスせずに留守番させてみたら
何も悪さはせず良い子に待っていられた上に
きちんとトイレでうんぴーしてありました
えらい、えらい
ドライブ中は、楽しそう
なにこのリラックス
君〜、本当に1ヶ月半も外で生きていたのか?
私に抱っこされてギューっとされても
おとなしく抱っこされているようになりました。
これも、卒業前にはできなかったことです。
KDPの菊池さんがおっしゃっていました。
「旅をすると、やっぱり一皮むけるんですよね〜」って。
『可愛い子には旅をさせろ』ってやつでしょうか。
でもこれは、本当に無事に見つかって
時間をかけてでも、ちゃんと安全に、確実に捕獲できて
きちんと無事に帰ってこれたからこそ言えること。
改めまして、見守っていて下さった方にも
本当にありがとうございました。
posted by 宮西 希 at 00:40| Comment(0)
| 保護犬フクちゃん
2020年08月20日
逃走犬の捕獲・保護の仕方
逃走していたふくちゃん→Sunnyを捕獲して頂きうちに連れ帰ってから
昨日で1週間になりました。
捕獲はKDPの菊池さんによるお手製の捕獲用サークルで
こんな感じでした。
ここに捕獲するためのサークルを組み立てるのは
本当に最後の最後の、最終段階です。
まずはなんと言っても、大量のチラシ!
これを何千枚も印刷し
たくさんの場所に貼る・周辺のお家にポスティング(これは時期を見て何度も)
セブンイレブンのネットプリントで
全国どこのセブンイレブンからでも印刷できるようにして
ネットで情報を拡散し
そのチラシを貼ってもらうという手もあります。
でも、ネットで拡散は、多くの方に簡単にして頂けるのですが
さらにその先である
「セブンイレブンにわざわざ出向いて、チラシを印刷し
近所に貼ったりポスティングする」
というところまで
してくださる方というのは、大勢ではありません。
やはり、最初に集まったボランティアさんで
脚を使ってチラシ貼りやポスティング
または、新聞屋さんに頼んで挟み込んでもらったり
業者に頼んでポスティングしてもらう方が
確実だなぁというのが、今回やってみての実感です。
そのチラシによって出て来た目撃情報をもとに
さらに目撃地点を中心に、チラシ貼りとポスティング。
最初はこれをひたすら繰り返し
その間も、周りに隠れていないか
サッと通りかからないか、目を光らせながら
ひたすら脚を使って歩きます。
そして、目撃情報をもとに
ワンコが通りそうな場所、好きそうな場所に
赤外線カメラを何箇所にも設置し
夜中も含めて、逃走したワンコの動きをある程度把握。
そのうち数カ所で餌付けをし
最終的に餌付け場所は一箇所に絞ります。
そこでしっかり時間をかけて餌付けしますが
この餌付けの期間中、ネットでの拡散を全て控えて来ました。
それは、せっかくその辺りに居ついて
何箇所かの餌場には、毎日訪れるようになっていても
他のボランティアさんたちが捜索して下さったり
どこかで待ち構えて捕獲しようとして下さっていたりすると
ワンコには危険な場所だと認識されてしまって
遠くへ移動されてしまうからです。
その頃、他の地域からもボランティアさんのお申し出を頂いたのですが
そのようなことで、丁重にお断りさせて頂きました。
ワンコの捜索、捕獲に慣れていらっしゃる方には
このことはご理解頂けると思うのですが
熱い思いを持って、なんとかして探してあげよう!と
わざわざご連絡下さるような方には
とても残念な気持ちにさせてしまうことにもなりかねず
もし、そういう方がいらしたら
この場をお借りして謝罪申し上げます。
本当に申し訳ありませんでした。
でも、本当に本当に、そういう多くの方々の思いのお陰様で
ふくちゃん→Sunnyは無事に保護されました。
改めて、関わって下さった全ての皆様に御礼申し上げます。
どうもありがとうございました!
posted by 宮西 希 at 21:34| Comment(0)
| 保護犬フクちゃん
2020年08月12日
保護犬フクちゃん・その10「無事保護!」
たくさんの皆様のシェア・応援のお陰様で
里親さん宅から逃走していた「ふくちゃん→Sunny」は
昨日深夜、41日ぶりに無事に保護されました!
本当に多くのシェアをして頂き、情報も頂戴いたしました。
ご心配ご協力くださいましたすべての方々
多大なるお力をお貸しくださった
東京わんにゃんシェルター&アダプションの大野さん
そして捕獲機・捕獲サークルを設置し実際に捕獲してくださった
KDPの菊池さん
最後まで諦めずに、毎日毎日給餌と
大量のカメラチェックを欠かさずしてくださった里親さんに
本当に心から感謝申し上げます。
どうもありがとうございました!
捕獲サークルの扉が閉まったあと
当然ですがパニックになり
走り回って菊池さんにも何度も吠えていたそうですが
私たち家族とルカが駆けつけ「ふく!」と呼ぶと、ちゃんと私を見て
ルカを放したら網越しにルカの方へやってきて次第に落ち着きました。
せっかくここまで来ても捕獲の際のショックで亡くなるコもいるので
本当に心配しましたが
私がサークル内に入り「お座り」をかけたら
ちゃんとアイコンタクトを取ってお座りし
おとなしくリードをつけさせてくれました。
私たちのこと、覚えていてくれたんだ…(涙)
KDPの菊池さん、本当にすごい!としか言いようがありません!
菊池さんがいらっしゃらなかったら
生きて、無事に保護できなかったと思います。
たまたま菊池さんと繋がりがあった私のこの強運と
菊池さんに出会わせてくれたトコちゃんにも感謝です
途中、私の父の看取りがあり、捜索に参加できない時期がありました。
そのことで無責任だとお叱りを頂いたり
預かり保護の責任なのだからと私の電話番号をネットに公開されてしまったり
色々考えさせられることもありましたが
それをすべて一緒に受け止めて
私を守ってくださる姿勢を見せてくださった大野さんには
本当に救われた思いです。
もし、私の電話番号をGETした方がいらしたら
この際だからわんこ友達になりましょう!
お気軽にお電話くださいね!
真夜中に帰宅、ネクスガード入りご飯を食べるサニー。
ノミダニ感染症の疑いがあるため
ちょっとかわいそうですが捕獲から朝までの数時間は
このクレート内で過ごしてもらいました。
今朝1番で健康チェックのため病院へ。
いつもの先生がお休みで院長先生の診察でしたが
落ち着いて「ついて」「おすわり」もでき
血液検査も難なく終了。
脱水以外は体調も特に問題なし!
病院から帰宅後、1時間半かけてお庭でダニを取る。
気持ち良いのか疲れからか、だんだんリラックスしてウトウトモードへ。
3度洗いのシャンプーを終え、外で乾かして家に入ると
そのままトイレでちゃんとうんぴーとピッピ!
えらいぞ〜
ご褒美をもらいました。
その後いつもいた場所でホッと一息。
もちろんお疲れモードなので、そのまま寝落ち。
しばらく、預かりである私の家でゆっくりしてもらって
これからのことを考えていきます。
皆様本当にありがとうございました。
ふくちゃん→Sunnyの捕獲作戦中
たくさんの迷子犬の情報を知りました。
今、迷子になっているすべてのコたちが
それぞれのおうちに無事に帰れるよう
心から祈っています。
posted by 宮西 希 at 18:47| Comment(2)
| 保護犬フクちゃん