くろすけ出発の日の朝の出来事。
滅多にブログには登場しませんが
私の夫はくろすけに対してだけではなく
ルカはもちろん、3代目ワンコのトコとも
知らないワンコやニャンコとも
そして、名前も知らないような一瞬会っただけの子どもたちとも
すごくよく遊んでくれて(というか、自分が一緒に本気で遊んでいる)
すぐに仲良くなってしまう不思議な人なのですが
まだセンターから出て来たばかりのくろすけは
距離感を考えずに、まるで中学生みたいに
遠慮なくチョッカイ出してくる夫には
ちょっぴりビビっていました。
朝、仕事に出かけるとき
ルカは「いってらっしゃーい」と握手をしています。
それをくろすけに求めても
出された手にちょっとビビって、どうして良いか分らず
結局、後ずさりをしてしまっていました。
(ちなみに、私にはお手はします 笑)
卒業の日、夫は朝が早く
まだ暗い中でくろすけに挨拶をしたそうです。
「お前、よかったなぁ、幸せになれよ」って。
そしたら、くろすけ
いつもなら後ずさりをしそうな体制で固まっているのに
なんと、夫のを手をペロペロ、ペロペロ
舐め続けたのだそう。
まるで、お礼を言われているようだった、と
夫はとっても感激していました。
出発前、みんなで写真撮ろうよ〜と言ったのですが
なぜかルカは、骨ホネを齧るのに夢中だし
なぜか娘は、変顔しながら「うんこー!」「おしりー!」
とか大声で言ってるし
も〜ううちの中はワチャワチャ

そんな中、やっと撮ったのが、これ。

その後、くろすけに大切な大切なお話をして…

よかったら、拡大して見てみてください(涙)
くろすけは、こんなに私を信頼してくれている顔で
話を聞いてくれていました。
話の最後には、笑顔も見せてくれて(涙)

ずいぶんと長く、話をしていたのですが
私の目を、じーっと見て
話をちゃんと聞いてくれていました。
伝わってる…そう、確信しています。

そして、人間の言葉とワンコの言葉
両方ともわかっているルカが
何もかも、間に入ってくれました。
最初はくろすけったら、柱や植木に
おしっこもうんぴーもしちゃってたよね

それを、ちゃんとトイレに誘導してくれて
トイレを覚えさせてくれたのはルカ。
ルカにも本当にありがとう、と伝えました。
そしていよいよ、涙、涙でお別れ。
この「お別れ」が
知らない間に命が消されていた…
などという、悲しいものではなく
幸せに向かっての巣立ちだということが
私は本当に、嬉しかったです。
何より、少しずつ少しずつ
くろすけが成長し、私を、そしてたくさんの人間を信じて
楽しんでくれるようになった姿が
嬉しくてたまりません

里親さん宅へは、歩いてお散歩しながら行きました。
これから、お散歩中に我が家の前も通るかな?
里親さん宅では、早速くろすけのための
新しいハーネスと首輪をつけてもらいました。

素敵な色ね〜

似合うよ

いつでも明るい気分でいられるね

さすがに私が置いて帰る瞬間は
クンクン言いましたが
初日からすんなり!
次の日の朝は、なんと自ら
トイレでおしっこまでしてくれたそうです

こ〜れは嬉しいな

うちでのトイレトレーニングの成果と
ルカより相当図太い、くろすけの性格の賜物ですね

そして、ピアノ教室の看板犬というお仕事も
スタートしたようですよ



お嬢さまとのお散歩や

素敵な古民家カフェにも行って
いい子でいられたみたい

すごいすごい

くろすけ、偉いぞ〜

新しい環境を楽しめているね

ちなみにルカは、ホッとしたのかすごく落ち着いて
くろすけがいる時には、今まで吠えなかったルカが
やたらと来客に吠えたり(守っていたのかな)
娘との距離感を気にして、くろすけの耳をカプッとしていたけれど
すっかりやることがなくなって
デーンと寝っ転がっています(笑)
そして、やたらと私に甘えん坊です

娘も、最初は寂しがっていましたが
ルカがうちに来た経緯(保健所からの保護犬)を話し
くろすけが、どうしてうちからいなくなったのか理解したら
「じゃあ!次にまた、今殺されそうになってるワンコ
引っ張らなきゃ

」
と、言っています。
私も、すぐご近所で、本当によく会えると思うので
さみしくないです

幸せなお顔で、もっともふもふになったくろすけを
いつでもナデナデできるのだもの


くろすけ、里親さんとどうぞずーっとずーっと
寄り添って、幸せに過ごしてね

里親のMさん、どうか末長く
よろしくお願いいたします

そして、くろすけを私の元へ誘導して来てくれた
Mさんの先代ワンコ、お空のスーちゃん

本当に、ありがとう