
ついにレコーディング終了!
この数年、いろいろなことがあって
やっと次の作品が出せるということに
喜びというよりも、本当に感謝の念しかありません。
まず、GOサインを出して下さった事務所の社長に。
そして、ずっと親身になって相談に乗って頂いた上
実際に音も録って下さったディレクター&エンジニアの昼田さんに。
何より私の音楽を、一緒になって心を込めて
作って下さったミュージシャンの皆さまに。
まさに、日本の一流中の一流
ほんっとうに贅沢なメンバーに囲まれての録音でした。
(まだお名前は公表できないけど・・・)
みんな優しすぎて、うますぎて、あったかすぎて
何度涙が出たか。
いわゆるスタジオミュージシャンとしての
その日だけの録音のお仕事、では決してなく
作品を、さらに良い方向へ向かうにはどうしたら良いか
一緒になって考え、何度も試し
信じられないスーパープレイを決めてくれ
アドバイスをくださったり
褒めてくださったり
私の意向を一生懸命汲んでくれ
疲れたでしょう、と心配しねぎらってくれて
私がゴールまで走り切れるように
ずっとそばで支えてくれていました。
スタジオの仕事って、ミュージシャンとして本来は
自分のプレイが良いものが録れれば
それで十分なもののはずなのに
もうすでにこんなにすごいプレイを頂いているのに
さらにこうしてみよう!とか
こっちの方がいいかも!とか
楽曲に愛情を持って接してくれて
本当にありがたかった。
どうして、こんなにも愛情深い方々ばかりに
集まっていただけたのかと思うほど
本当に贅沢な、私にとって一生忘れたくない時間になりました。
そして考えてみたら、もうデビューから17年も経つわけで
またこの立ち位置にいさせて頂けていることを
本当にありがたく嬉しく感謝したレコーディングでした。
最終日の昨日は、朝までかかって帰宅は今朝の6時半
それからお弁当作って娘を幼稚園に送り出し
さらに生協来るまで待ってから就寝。
ところがテンション高くって3時間も眠れず
起きてからも昨日までに録っていた音が耳から離れないから
夜になっても全然疲れを感じない。
というか、今夜も眠れなそう。
実はものすごく解放された気分で
今から一人で飲んじゃいたいくらいです。
写真は、エンジニア出身のディレクター昼田さん。
エンジニア出身だから、両方ともできてしまうのです!
それってさらっと言われるとわからないけど
本当にすごいこと!
これからTDが楽しみです!

作品に関しては
音楽は配信がメインとなっている昨今
これからどう、皆様の元へ音楽を届けていくのが1番良いのか
本当に色々、アドバイスをいただきながら長いこと考えました。
とりあえず、この作品はもう少ししたら
いろいろな情報が出せるようになると思います。
たくさんの意見を聞き、世の中を見て考えて
1つ確信を持って言えるのは
「生音(この場合録音物ではないという意味)でライブパフォーマンスできることが
ミュージシャンの中で1番、強いこと」だと思っています。
デジタルが悪いとはちっとも思わないし
私もPCで打ち込みとかするので
PCを楽器として使う、という面白さも感じている方です。
でも例えば、声質さえ録音をしてしまえば
何度もPCで加工して音程もリズムも作り上げて曲になっちゃうという方法は
商用音源であって、音楽ではないと思っています。
つまり、生でパフォーマンスできない人は
ミュージシャンではないと私は思っています。
今、日本でビジネス的に上位に行っているのは
そういうものが多い。
つまり、この世の中では
音楽ではないものを、音楽として聞かされているって思います。
やはり、音楽は生き物で
その場、そのメンバー、お客様によっても
天気によっても、その日の奏者の気分によっても
表情も変えるものだし、テンポだって変わる。
その変化を楽しんで頂くことが
そのミュージシャンを生で聴ける同じ時代に生きている証しだと思うんです。
私の音楽を聴いてくださる方には
今しかできない、その時間を共有することを
どうか楽しんで欲しい。
それが、私の願いです。
でも、そんな毎日コンサートしているわけでもないし
家でゆっくり聴きたい
お気に入りの楽曲があるから何度も聴きたい
一緒に聴かせたい人がいる
そういう方に、私のCDは聴いていただきたいです。
私のCDは、ちゃんと音楽が入っています。
ミュージシャンが愛情を込めて出した1粒1粒の音が
その場の空気と一緒に振動して、たくさんの音と交わった瞬間の音と
その音たちに愛情をたくさん注いて
音楽に仕立ててくれたミュージシャンたちの想いが
そのままが録音されています。
昨日までのレコーディングで、本当にそれを確信しました。
私の今までのやり方は間違っていないと思うし
これからも、たくさんの周りの方々に助けて頂きながら
自分が思う音楽を、発信し続けていきたいです。
そうだ。
もう1つ感謝しなきゃ。
きっと最終日は帰宅は深夜になるだろうから、と
(よくわかってくれている。結局朝帰りだったけど)
仕事の休みを取って家のこと、娘とルカの面倒を見ていてくれた夫にも。
レコーディング、お疲れ!の図
