学校の音楽の授業時間に、和楽器を「必ずやるように」と
指導要領が変わってから、早くも15年以上経ちました。
私はこの、学校の邦楽教育を必修に、という活動団体に
若い頃にお手伝いで参加していたこともあり
現場の様子を見聞きしていました。
学校の音楽の先生は
西洋音楽を学んで、先生になりますが
邦楽は、日本音楽。
まず、まるで言葉(音名)が違います。
言語で言うと文法である音楽理論も違います。
そこに、例えばお箏の先生が教えに行っても
通じない部分が結構あるようで
そのうち、洋楽邦楽の両方をわかっているということで
学校の先生方の勉強会に
講師として呼んで頂いたり
実際に学校で授業をしたりということが増えてきました。
やはり、音楽の先生には
「西洋音楽の言葉を使って」日本音楽の理論をお伝えするほうが
早いです!
それと、伝わります。
また、現場でよく聞く声として
中学校で「さくらさくら」を教えようとしたら
小学生の時にやった〜!と言われて
教える曲がないってこと。
最近は、J-POPなどの譜面を使って
学校の授業で箏で弾く、お箏の先生も増えているようですが
それらは、せっかく日本音階で並んでいる箏を
わざわざ、ドレミファソラシドに並び替えて弾いている方が多いです。
勿体無い!
日本音階で並んでいるからこそ
箏らしいフレーズが弾けたりするのに!
でも、日本音階でJ-POPを弾く弾き方を
お箏の先生たちが、ご存知ないんです。
私は、学校で子どもたちに
例えば、ちびまる子ちゃんやビートルズを
日本音階で、弾かせています。
日本音階で弾くと、ただ音を出すだけでなく
箏独自のフレーズが生かせたり
箏特有の奏法を、子どもたちでも簡単にできるので
急に和を感じるビートルズになって
それはそれで面白い!ってなります。
学校では、ぜひ、日本音階のままで
子どもたちの身近な曲を教えましょう!
興味のある学校の先生がいらしたら
教員研修や、実際の子どもたちへの授業に伺いますので
ぜひ、お問い合わせください。
