2017年11月17日

ルカの誕生日


ルカは、3年前の11月16日に私の家族になりました。

千葉県の山のたくさんあるところで捕獲され

保健所に送られ、最終部屋まで行きました。

外に出しても、人間と生活できるだろう、と選定してくださった方

そして、こんな大きなワンコを引き出すために

一時預かりをしてくれたご家庭のおかげで

私たちと出会い、家族になれました。


私はトコを亡くしたばかりで

次のワンコと暮らすには、いくらなんでも早すぎる…と悩んだけれど

トコが亡くなった日に、保健所に入れられたコだとわかり

さらに、ルカがうちにやってくる日が

偶然にもトコの49日にあたり

「これは、トコが置いていったな」と運命を感じました。


うちに来た時、数週間一緒に暮らした預かりさんが帰ると

それは本当に寂しそうな顔をしていました。

腕を触ろうとしてもビクビクしていたり

頭を撫でようと思って腕を上げると

殴られるっ!というように身を縮め

ルカのベッドが置いてある寝室に誘導するのに

怖がったので1時間もかかりました。


3年の間に劇的に環境も変化し

ルカはお兄ちゃんになりましたが

私はルカのおかげで、癒され気持ちが安定して育児ができています。



3年間のうちに来た日の写真と、今日の写真

是非見比べてみてくださいるんるん

<3年前>
IMG_1598.jpg

<今日>
IMG_0295.jpg


本当に体も大きくなって

来た時より9kgも体重が増えました。(それで標準)


これからワンコと一緒に暮らしたいなぁと思う方がいらしたら

是非、保護犬というのも視野に入れてみてくださいね。

正直、初心者には難しいかもしれないけれど

放浪していたコでも、飼い主次第、しつけ次第で

ワンコも人間も、とっても幸せになれます。




posted by 宮西 希 at 16:57| Comment(0) | 保護犬

2017年11月15日

ルカの献血


先日、ルカは献血をしました。

夜遅く、もうパジャマで娘を寝かしつける時に友人から電話があり

「すぐに輸血が必要なワンコがいる、

1頭連れて行ったのだけど、健康上の理由で献血できなかった」と。


トコの大病(免疫介在性溶血性貧血)の経験があったので

私が化粧などしているうちに、そのワンコが亡くなったら…

と思ったので、本当にすっぴん、髪の毛もバサッとまとめただけ

パジャマの上に服を着込んで

ルカと病院に駆けつけました。


ルカは、健康診断と血液検査の結果、幸い健康で

血液もマッチしたのでそのまま献血しました。


そのワンコも、トコと同じ免疫介在性溶血性貧血でした。

狂った免疫が、自分の赤血球を壊してしまう

つまり、血液が血液でなくなってしまう恐ろしい病気です。

その晩は少しだけ持ち直し

とても貴重なお薬をチャレンジしましたが

数日後、虹の橋を渡ってしまいました。


改めて、トコは本当にすごかった、ラッキーだったと思いました。

7歳で発病し、一命を取り留め

年に1度は高熱を出したり、肝臓がどんどん悪くなったり

いろいろあったけれど

14歳まで幸せに過ごせたんだもの。


でも、そのあと、献血に関して色々な話を聞きました。

私は、もちろんルカの健康を第1に考えた上での話ですが

必要ならば、健康で若くて大型犬であるルカが

献血をすることに賛成です。

(8歳くらいからはお断りすると思いますが)


もちろん、色々な考えをお持ちの方がいらっしゃることはわかっていますが

「昔飼っていたコが、その病気にかかった。
 
でも知らないワンコには献血したくない」

というお話を聞いて、びっくりしました。


うーーーん、そうなのか。

じゃあ、自分のワンコが輸血を必要になった時

誰に助けてもらうんだろう。

そもそも、犬に輸血までは必要ではない、ということなのかな。


自然のままに、も大切な価値観だから

そうなのかもしれないなぁ。


悩ましいです。