
初めて、箏・モダンバレエ・日本舞踊の3者そろっての
総合リハーサル。
普段は全く異なる所作をなさっているモダンバレエの方々も
日本の所作に則って、しっかり正座での「ご挨拶」から
スタートしました。
総勢数十名の、とてもゴージャスなステージになります。
この中で、私の作曲した「梅若」を、6名の箏と私で演奏します。

プログラム前半の山場、主人公が川に投げ捨てられるシーン。
水の精の踊りや、布を使ったパフォーマンスは、モダンバレエならでは!!
舞台に立体感が出て、見ていて本当におもしろかった!
本番も見ていたいくらい!!
(見れないってば。それより弾かなきゃ・・・!)

季節が移り変わって行く様子は
音楽でもしっかり表現できていますが
そこにバレエが入ることで
よりいっそう目に見えるカタチで伝わります。
秋の色は、衣裳でも表現されていてとって〜もキレイで
ホント本番、見ていたい...!
(だから、弾かなくっちゃだめだってば・・・)
写真は、冬の場面。雪の精たち。

春の場面では、小さなプリマドンナ達も大勢参加します。
初々しくてかわいらしくて、舞台が急に「春色」に華やぎます。
ホント見ていてかわいいの!!
弾きながら、後ろばっかり振り返ってます、今日の私・・・。

梅若塚の前での法要シーン。
日舞の方達は、歩き方1つとっても、やっぱり日舞なんですね〜。
女性でも、男性の歩き方をすると、もう男の人にしか見えないんです。
すっごいなぁ〜・・・と、箏チームは感心しきりです。
初合わせだったこともありますが、箏チーム今日の1回目の演奏は
ちょっと力み過ぎ〜!!
音楽的には、まだまだ作り込んで行きたいところが山ほど・・・!!!
11月に間に合うのか・・・ガンバレ箏チーム!
墨田区の梅若は、きちんと観光地化されていますが
春日部の梅若は、とてもひっそりとしています。
でも、業平橋も母親が身を投げた鏡が池も、春日部には残っていて
謡曲「隅田川」の演目の前には、必ず春日部の梅若を訪れ
お参りしてゆくそうです。
私も、多分この「梅若伝説」は
本当はここ「春日部」での話だったのでは・・・と思います。
この作品で、春日部にこんな話と場所があったということを
広く知って頂けたらいいなぁと思っています。
今日は初リハにも関わらず、新聞社が2社、取材に入って下さいました。
全体的に、とても動きがあるステージなので
本当は映像でも、もっとお伝えできればいいなぁと思っています。