ここに、どう書こうかだいぶ悩みました・・・。
もうご存知の方も多いかと思います。
「サクラサク平成十七年」で共演させて頂き
その後も、ずっと仲良くさせていただいて来た
「ザ・コブラツイスターズ」
先日、正式に解散の発表がありました。
私がコブラツイスターズを知ったのは
まだ私がデビューする前のこと。
FMのラジオでもバンバンかかっていて
インパクトのある音にすぐに反応しました。
おもろいやん!!これっ!!
しかも、超日本的なロックなんだもの
私が気にならない訳がありません。
それからずっと後、私がデビューして数年後に
コブラツイスターズから
レコーディングに参加依頼を頂きました。
それが平成16年の年末。
熱〜くて、いい意味で男クサイ4人が
ホントに私の箏を受け入れてくれるんだろうか
満足してもらえるのかって
最初は、すっごく不安だったんだけど
彼らがどんな風にやりたいのか、要望には全部答えたい!
っと思って
ありったけの、全種類の箏を持って、スタジオに入りました。
ところが初めてご挨拶したとき
彼らの曲から想像していたような
ガツンとイカツイ雰囲気は、一切なく
ものすごーく静かで丁寧で、すごく低姿勢で
作曲者であるドラムスの加藤さんが
「あのぅ・・・すみません、ここは◯◯して頂けたり・・・します?」
って、レコーディング中の注文も、ほんっと〜うに丁寧で!!
今思えば、メンバーのみんなはきっと
最初、遠慮してたんでしょうね
実はもう楽器に興味津々!!
レコーディング終了後、遠慮がちに入ってきて
これまたすごーく遠慮がちに
「あの〜触ってみても・・・?」と聞かれて
「もちろんっ!!いいですよ!」って答えるやいなや
急にはじけて、すっごく楽しそうにめずらしそうに
みんなで箏を触って
私は質問攻めにあいました(笑)
そのレコーディングの打ち上げに呼んで頂いてから
さらに仲良くさせて頂くようになったんだよね・・・
まだ初対面から間もないのに
たくさんお酒を飲んだベースのはまちゃんは
いろいろと思い詰めたキモチを、なぜか私に全部ぶちまけちゃって
心配して次の日にメールしたら、本人
1っつも覚えてなくてっっ!!!
それにそのうち上げで
私がふざけてメガネを取り上げちゃったことから
名マネージャーの石渡さんと私は
会えば毒舌(?)吐きまくり(笑)の
「突っ込みvs突っ込み」の関係になって
それを見ていっつもコブラのメンバーは大笑いしてくれて・・・
一緒に飲んだりしゃべっているうちに、わかってきたこと。
彼らの熱さは、表面じゃなくって、本当に心の奥の
深〜い奥の方に、静かにあるってこと。
「サクラサク平成十七年」では
アコースティックバージョン、川畑さんとリーダー相馬さんと3人で
一緒にテレビに出演させて頂いたこともありました。
これはその、楽屋での写真。

同時期に私も自分のCDのプロモーションで全国を回っていて
そのアルバムの中に、「サクラサク平成十七年」を
ひとりKOTOバージョンで収録させて頂いたので
いろ〜んな放送局で、お互いにお互いの話をO.A中にして
その報告をメールでし合ったり
私も自分がゲストで入った番組で、本来は自分のCDの曲をかける所で
「この中で私、弾いてまーす!」と
コブラツイスターズの「サクラサク平成十七年」を
かけてもらったり・・・
私の誕生日ライブに、「ボーカルの川畑さんだけでも・・・」と
ダメもとでゲストで出演依頼をしたら
なんと、メンバー全員で来てくれて!!
あれは本当〜に、楽しいステージだったー!!
その打ち上げでは、4人がこっそり
というか石渡マネージャーまで
私に誕生日プレゼントを用意してくれたんです。

その日は、相馬さんと加藤さんと3人で深夜まで一緒に語り合って
私は2人を明け方近くの渋谷まで送ると
なんと、そのあとさらに
「カラオケに行く!」
と雑踏の中に消えて行って・・・(笑)
コブラツイスターズのツアー最終日に
渋谷まで見に行かせて頂いて
社長の上村さんに「どうぞどうぞ!来て下さいよっ!!」
と言われるままに
そのまま打ち上げまで参加させて頂いちゃったり・・・
私のライブを、たまたま聴きに来て下さっていた川畑さんを
急遽ステージに引っ張り上げ1曲歌ってもらったり...
ベースのはまちゃんは
最近は私のライブで一緒に弾いてもらっているけど
それも、コブラツイスターズとしての出会いがあったから・・・
ギターのしげちゃんに知り合えたのも、コブラのおかげ。
私のライブに出演するコブラツイスターズに会いに来て下さった
コブラファンの方が
私が地方に行ったときのライブにも来てくれて声をかけてくれたり
本当にコブラツイスターズの4人と出会ったおかげで
私もとても楽しい思いをさせてもらいました。
今年の始め頃に、私は話を聞きました・・・。
発表されるまでの間は、なんとも言えないキモチでした。
公式発表があったあと
コブツイファンの方々の書き込みなど読ませて頂きながら
私ですらこんなにさみしくて泣きたくなってるのに
4人はこの日々を、どれだけの想いで過ごしているのかと
心が痛くてたまりませんでした。
でも音楽っていうものは
基本的には1人1人が作って表現してゆくもの。
それが何人もが集まると、また違った音楽が生まれる。
そういうもの。
コブラツイスターズという「ひとまとまり」のものは解散だけど
コブラツイスターズの4人は、1人1人それぞれが
とっても魅力のあるひとたちだから、大丈夫!
絶対、だいじょうぶ!
それは、少しだけど近くで彼らを見てきた私が断言するよ(^^)
私はこれからも、形こそ変われど今までとかわりなく
彼ら1人1人と、一緒に音楽ができる機会があったらいいなぁ〜と
思っています。

私が4人に出会った日の写真
「サクラサク平成十七年」レコーディングスタジオにて