今回はちょっと、マジメな話。
今日8月15日は終戦記念日。
今年6月、たまたま沖縄の「慰霊の日」にちょうど沖縄にいて
今まで感じたことのない戦争に対しての思いが沸いて来ました。
広島原爆投下の日、長崎原爆投下の日、終戦記念日は
だいたいの日本人が知っていると思うけど
日本で唯一の地上戦が行なわれた沖縄で
日本軍の組織的戦闘が終わった6月23日については
なんでこんなに知られていないのだろう、と思いました。
実は、私もよく知らなかった。
広島の日、長崎の日、終戦記念日は
教科書で習ったのではなくて、たぶんテレビなどのメディアと
子どもの頃にたくさん読んだ本で、覚えていたんだと思う。
でも沖縄の話は、ちょっとそれよりも
機会が少なかった気がします。
本当は6月23日は、沖縄ではちゃんと休日だったそうですが
沖縄が日本に返還されたときから
それがなくなってしまったようです。
どうして・・・?って感じます。
少し、差があり過ぎるような感じがします。
夏になると、いろんなドラマとかアニメや
演劇、語り、イベントなど
様々なシチュエーションで戦争を取り上げているけど
それは絶対、今後も続けるべきだと思うし
せめてその時だけでも、意識する必要はあるって思う。
なのに、この間渋谷で
インタビューした20人中20人の若い子が
1945年8月6日が
何の日か答えられなかったんだって・・・。
うそー?!って感じですが
世代が変わるとそんなもんなんですか??
その子達、子どもの頃に「ガラスのうさぎ」とか
「はだしのゲン」とか「ホタルの墓」とか
読まなかったの?見なかったの?
っていうか、親は教えなかったんでしょーか??
子育て中の妹に、その話をしたら「ホタルの墓」について
「イヤだ、もう絶対2度と見たくないっ!!」って言いました。
それで良いと思うんです。
そう思うくらいの衝撃が、心に残ればいい。
だけどそれを、悲しいから伝えないんじゃなくって
是非子どもたちにも(年齢に応じて)伝えてほしいって思います。
たぶん、戦争の話を直接聞けるのは
あと20年くらいあればいい方だと思います。
私は、祖母から戦争の時の話は、何かにつけて聞いてきました。
疎開していた所にもう1度行きたい・・・と言うので
一昨年、一緒に行ってきました。
身近な人の経験談は、テレビや本より、説得力があります。
心の傷になって話せないまま何十年も経った方も
いると思います。
でも、機会があれば
聞くといろいろな思いが沸いてくると思いますし
今の生活についても、考える機会になると思います。
毎年8月15日を境に、戦争に関しての話題は
スーッと少なくなっていくようです。
日本だけじゃなくって、世界のどこかで今現在も
戦いによって奪われている命があることにも思いをはせ
終戦記念日の今日、み〜んなの平和について、
ちょっとでも考えようと思います。
1人1人が穏やかに暮らしていれば、争いを避けていれば
大きな争いには、つながらないんだろう・・・と思います。